ここでは受注登録後、在庫的にどのようにつながっていくのかを説明していきます。

 

在庫引当処理

受注を受けたら、受注生産の場合は生産計画を立て、在庫引当ての場合は在庫の確認を行うと思います。受注がどちらのタイプなのかは、受注明細行の中に存在します。「紐付」という項目がそれにあたります。

紐付区分のチェックがついてない場合、受注の出荷日に、在庫が存在するかどうか確認しなければなりません。これをこのシステムでは「引当処理」と呼んでいます。引当処理は未来の入庫出庫予定を見ていき、最終的に出荷日に在庫が存在するかどうかをチェックする機能です。引当処理は受注入力画面が閉じるタイミングで、メッセージにて「引当対象の在庫予定に変更がありました。引当処理を行いますか」と聞いてきます。「はい」をクリックすると引当処理が行われるのですが、後から一括でしても問題ありません。


「はい」をクリックすると、引当処理が実行されます。引当処理実行後、引きあたらない品目が存在した場合、「未引当の品目が存在します。未引当一覧を表示しますか?」とメッセージが表示されます。「はい」をクリックすると未引当一覧が起動されます。一覧の項目の中に「安全割」という項目が存在します。そこに「×」がついている場合、安全在庫を下回っているということです。「不足風量」の項目は文字通り、受注に対して不足している数を表します。


在庫の不足が確認できたら、後はそれを補うための生産計画もしくは発注を登録していきます。未引当一覧のサブメニューには「生産計画」「発注」のボタンを用意しています。不足行を選択し、それぞれのボタンをクリックするとその品目を補うようなデータがセットされ起動されます。


 

 

紐付の場合の処理

上記では受注の「紐付」項目チェックなしの場合の説明でした。次はチェックを入れた場合見ていきます。


紐付きにチェックを入れ更新処理を行うと「処理結果一覧」が表示されるようになります。これは受注(出庫予定)に対して生産計画(入庫予定)が作成されたことを知らせるためのものです。自動的に作成するものが生産計画であるか発注であるかは、品目マスタの手配タブ手配種別で決まります。「内作」の場合は生産計画が「購買品」の場合は発注が自動的に作成されます。

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