概要
生産工程構成リソースは、各工程に複数の設備を結びつけるための画面です。複数リソースの場面の2パターン用意しています。1つはメインのリソースと平行で稼働し、メインのリソースの負荷を軽減するようなパターン、もう1つはメインのリソースの管理のために人がついていなければならないパターンです。設定しても工程計画は1つのままですが、工程計画の時間が短縮し、作業指示書には、ここで登録されたリソースが表示されるようになります。
この画面は、メニューからの起動はできません。生産工程構成の画面から、サブメニューボタンの「リソース」をクリックし、起動してください。
項目説明
生産計画No(表示項目)
生産工程構成の選択された生産計画Noが表示されます。
品目CD, 品目名(表示項目)
製造される品目の品目コード、品目名が表示されます。
工程ID(表示項目)
生産工程構成で選択された工程IDが表示されます。
工程CD、工程名(表示項目)
生産工程構成の工程コードと工程名が表示されます。
区分・リソースCD
同時に作業を行うリソースを選択します。リソースは、担当者マスタもしくは設備マスタを入力します。区分は「人」「設備」を選択することができます。「人」を選択すればリソースCDには担当者コードを、「設備」を選択すればリソースCDには設備コードを入力します。
リソース名(表示項目)
担当者名もしくは設備名が表示されます。
同時作業
チェックを付けると生産工程構成のリソースと同時に製造を行うリソースになります。チャックを付けないと製造するものを監視する人などを意味するものとなり、製造に直接かかわらないものとなります。チェックを付けることによって工程の工数計算が変わりますが、チェックを付けないと工数計算は変わらず、単に登録した設備の作業時間が増えるということになります。
例えば、生産工程構成で設備Aが、1個を10分の能力を持っていたとします。製造数が15であると150分かかることになります。その後、この生産工程構成リソースで設備B、1個5分の能力を持つものを同時作業にチェックをいれて登録します。そうすると全体の設備能力があがり、3個10分の能力となり、50分で製造できることになります。
単位数量(同時作業の時のみ)
「何個製造するのに何分要する」の「何個」にあたる部分です。12個製造するのに5分の場合、12と入力します。工程種別が「通常」の時のみ有効となります。
単位時間(同時作業の時のみ)
「何個製造するのに何分要する」の「何分」にあたる部分です。12個製造するのに5分の場合、5と入力します。工程種別が「通常」の時のみ有効となります。
単位(同時作業の時のみ)
単位時間の単位を選択します。「秒」「分」「時間」が選択できます。工程種別が「通常」の時のみ有効となります。
稼働率
生産工程構成で登録した設備に対する、登録設備の稼働率を入力します。
例えば、生産工程構成で登録した設備Aが150分の作業があるとし、この生産工程構成リソースで設備Bに対してチェックを付けずに、稼働率を50%で登録します。そうすると工程計画の工数は150分のままでさらに設備Bは75分の工数が必要となります。